日々のブログ

Un Chien Andalou

「君に脇毛が生えていたとしても、好き」


電車の中で、必ず激しく主張してくる脱毛の広告。何故か電車というメディアがぴったりなようで、不思議なくらいたくさん並んでいる。

 

 

 

夏前に!ツルツルに!モテる肌に!安心の医療脱毛!勝負できる肌に!今だけ100円!月額3,980円!…などなど。謳い文句はどこもほとんど同じ。

 

 

 

電車広告で認知して、スマホで検索し、店舗へたどり着くパターンが多いのだろうか。こういうときに男性は「女子は大変だなぁ」とか思うのだろう。

 

 

 

どうして、毛がない状態の方が望ましいのか。それはただの美の先入観なのに、そこから抜け出すのはとても難しくて。特にそういうことに敏感になる中学生、高校生の頭では上手く疑問を呈することができないだろう。

 

 

 

私も、脱毛してしまった女の一人である。

 

 

 

でも近年、まるで女性=脱毛して当然、といった風にも捉えられる広告たちへのアンチテーゼを掲げたムーブメントが目立っている。

 

 

 

というか、世の中的に「ありのまま」とか「多様性」を推進する動きがあるから、もう何でもいいじゃん!好きにさしてよ!みたいな感じは否めないのだが。

 

 

 

でも例えば、NEUT magazineのこの記事。

 

 

「美の常識」ってなんだろう?と考えなおすことは、めちゃくちゃめんどくさい事だろう。そんなこと考えずに、みんなが良いと思ってそうなもの、人気なものとか、企業から薦められるものとかをかき集めて、着飾った方が何倍も楽だ。

 

 

 

でも、それにNOと言える社会的傾向、考えるだけの知性、発信できる媒体が揃ってきている。私たちは有るのか無いのか分からない「常識」というやつを、たまにぶっ壊したくなるらしく、そういうことを繰り返して今日まで生きてきたのだ。

 

 

 

私の考える「美しさ」と、あなたの考える「美しさ」は違う。ともすれば忘れそうになるこんな当たり前のことを、思い返させてくれる。そんなムーブメントだ。

 

 

 

でも私なんかまだまだで、もし日常で脇毛がボーボーに生えた女性を見かけたら、少しぎょっとしてしまうだろう。(ごめんなさい)でもそのあと、彼女の姿勢から何か深く考えさせられる、かも知れない。

 

 

 

あなたはどう感じるだろうか?

 

 

 

男性だから関係ない?どっちでも良い?芸能人や美人はみんな剃ってるから当たり前に剃ってる?何も考えず剃ってた?彼女の脇はやっぱりツルツルがいい?

 

 

 

 

自分の生まれ持った身体を愛すること。それはとっても難しいのだけど、難しいからこそ愛そうとする努力は輝いて見える。そして今の時代、その姿こそが「美しい」とされることが多くなった。

 

 

 

例えば、整形を公表した有村藍里さん。自分の生まれ持った身体を愛するために、手術という大きな壁を乗り越えて、コンプレックスを打ち砕いた。その姿に、多くの反響が集まったのは記憶に新しい。

 

 

 

とにもかくにも、自由に生きれる時代だ。そんな一瞬一瞬を、どう生きようか?選択肢があるからこそ悩める。きっとそれは、とんでもなく幸福なことなのだろう。

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#dyedpits, la moda peluda: Chicas con las axilas sin depilar y el vello teñido (Fotos) - LaPatilla.com


あなたとの出会いにありがとう。またいつか。