日々のブログ

Un Chien Andalou

「高卒者は大卒者が嫌いなんじゃないか」恐怖症


f:id:sun0flower5386:20180702120826p:image

私は有難いことに、大学へ行きました。それも親の金で。そんなのほとんどの大学生がそうだろ、と一瞬思われるけど、視野を広げると全くそんなことはなくて。

 

 

 

自分がここまで学べたのは、親による支援が大きいです、もちろん。やりたいことをやって良いよって言ってくれる人たちがいたから。「大手企業に就職しろ」とか「早く結婚しろ」とかも言われない。自由過ぎて苦しいこともあるけど、苦しんだからこそ自分の選択に自信を持てるようになった。

 

 

 

 

というわけで4年という月日を過ごしたわけだけど、友だちの中にはもう既に働いてる人もいるわけで。そこに密かな焦りを感じたりもするのだ。

 

 

 

「親がいなくて高卒で頑張って働いてんのに、大学進学した同級生が遊び呆けてるのTwitterで見て、絶対見返してやると思った」こんなことを言う人もいた。これはちょっと…驚いた。

 

 

 

完全にその人に毒されていると言うのはあるけど、もうすでに社会に出て働いている人には頭が上がらない。

 

 

 

お前は4年も時間を与えてもらってるくせに、何してるんだ」と言われてるような気がして(完全なる被害妄想)、「頑張らねば…!」となる。勝手な思い込みだということは分かっているのだけど、そうなる。

 

 

 

そして、高卒者は押し並べて大卒者が嫌いなんじゃないか、心のどこかで羨ましく思い、そして心のどこかで見下してる側面があるのではないか、とか考えてしまったりした。(ごめんなさい)

 

 

 

浅はかな考えである。というか、完全に友人に影響されている。

 

 

 

学歴云々で人を語れないことは、頭の中では分かっている。中卒でも高卒でも大卒でも何でも、自分らしく生きてる人はいる。が、実際に統計的には大卒の方が所得が上だったりするわけで、なんだかんだで学歴なんじゃね?と思わずにはいられない。

 

 

 

自分も頭のいい大学じゃないから、果てしない劣等感に苛まれ続けている。何だかんだで学歴フィルター、あるしね。一旦は手放そうとも思ったんだけど、もう自分の性格的に抜け出せないので、一生この劣等感と付き合ってくことにした。いいじゃないか、1つくらいそういうのがあったって。

 

 

 

若くして働く人には畏敬の念しかない。自分の人生しか経験したことがないので、比べたって仕方ないけど。というか、本当の意味で比較なんてできないのだけど。

でもそういった生き方をしている人たちと出会った方が、視野が広がると思うのだ。

 

 

 

人には、色んな過去とか家庭事情があるんだろう。当たり前のことだが、それはまじで思う。

 

 

 

鬱とか暴力とか外国籍とか家族関係とか、とにかく色んなバックグラウンドがある。

仲良い友だちが、「実は親から虐待を受けていた」とか、懐かしのあの子が「今は男性として生きてる」とか。めっちゃある。きっと知らないだけで、もっともっと、あるんだと思う。

私たちは、なんて面白くて愛しくて難しい生き物なんだろう。

 

 

 

人を疎ましく思わずに、みんなお互いを尊敬し合って切磋琢磨出来たら幸せだろうなと思う。

それを上手く実現させられないのが、人間の可愛いところでもあるのかも知れないんだけど。


あなたとの出会いにありがとう。またいつか。