結局就活したい大学生なんていない
最近、友人と話していて本当にそう思う。
「外コン行きたいです」
「やっぱ商社だよね」
「広告系かなぁ」
「どの業界行きたい?」
こんな話ばっか。
この前、
東大生で、外コンへ行きたい人と会った。
『そこに行って何したいの?』
「え?…うーん、分かんない(笑)」
以上である。
「とりあえず早く就活終わらしたい」
らしい。
へぇ。
確かに内定という黄金の証がないと、
なんだかダメな気がする。
けど私の周りには、
「よっしゃ就活だぜぇぇぇ」
みたいなヤツはいない。
「就活かぁー、嫌だなー」
みたいなヤツなら捨てるほどいる。
私はやりたいことがある。
それを実現させるために就職という手段が最適ならば就職をし、
起業という手段が最適ならば起業をし、
フリーターという手段が最適ならばフリーターでも良い。
こんな話をすると彼は言う。
「やりたいことあっていいね」
私は東大生でもなければ、
サイバーエージェントにインターンもしてないし、
ゴールドマンサックスなんて
何となく凄いことくらいしかわからない。
けど確かに、
そうかもしれない。
「何で就職するの?」
って聞いてくれる人たちがいて、
就職しない道を選ぶ人がいて、
やりたいことやってる人たちがいる。
だから私はこの道を選ぶことに
不安はない。
大手企業で事務職員として、
1日中PCの前にいるのは嫌。
それはインターンでもう十分。
就職したくないのは、何で?
→きっと行きたい企業がないから
行きたい企業がないのは、なんで?
→きっとやりたいことが見つかってないから。
4年(正確には3年か)という長い月日を
与えてもらっても、
やりたいことなんて簡単には見つからない。
高校生の時は、大学へ行けば何となく
神から未来に向けて選ぶべき道の啓示があると思っていた。
だけどぼんやりしてもなんもない。
単位がないと嘆く人、
バイト三昧の人、
いろいろいるけど、そんな感じで気づけば就活だよね、となる。
やりたいことが出来ないなら、
どの選択肢を採っても無意味。
数ある選択肢の中から、
今考えられる最良の選択肢を選ぶ。
まずはその選択肢を広める。
学びは無駄じゃない。
感情にシンプルに生きよう。
「「「就活したくなーーーーーーい」」」
大学生の心の声に薄々気づきながらも
疑問を抱かない社会も問題な気はするけど。