「甘いものを一緒に食べたい人」は特別という話
女子とダイエットと甘いものは、切っても切れない関係にある、かのように思わせてくる世間さま。
こんな環境で育っては、20代女性に対して「あぁやっぱり女は甘いもの好きだよね」「 パンケーキとかタピオカとかよく行くでしょ」と思われても仕方がない。
しかし、である。
高校生の頃に異常なダイエットをしてからというもの、私は甘いものを食べるのが怖くなってしまった。「これを食べたら太るのでは‥」という考えが常に頭に中にあった。
お弁当はちぃーーさくしたし、コンビニではサラダばっかり。たまに食べすぎてしまったと感じると、なんとかして吐き出そうとした(しかしヘタレなので大抵失敗に終わる)。
165cmくらいあって、45kgを超えないようにしていた。あ、これ、異常だからね。漫画のキャラクターとかモデルさんのプロフィールでよく見るかもしれないけど、異常だからねこれ!!!!!!?!
おっぱいもないし周りの女の子からは「ガリガリだね」って言われる。肌も荒れるしもう地獄みたいな青春時代を送ってしまったのだ。
↓こんなことも書いている
ということでなんやかんやで月日は流れ、無事ガリ・ガリ子からは脱出、程よい肉付きの健康体になったいま。若干、甘いものに対する恐怖心が抜けていない。
「これを食べたら太ってしまう…」の恐ろしさよ。そんなの考えてたら楽しく食事ができないじゃん!なんて声が聞こえてきそうだ。うん、その通りなんだよ!
だからいただきもののお菓子とか、ほとんど捨ててしまっている。ごめん、と、思いつつポイである。食べてしまって罪悪感に苛まれるくらいなら、初めから触れないのがベスト。周りからはなんで?!って顔されるけど、こればっかりは仕方がないじゃない。
まぁ、そうはいっても甘いものが嫌いなわけではない。むしろ好きなのだ。…ただ、ちょっと色々考えすぎてしまうというだけで。
だから、一緒に甘いものを食べたい人は、私の中で特別だ。「この人となら、ケーキを一緒に食べたい。」と思えたら、それはもう、単刀直入でその人のことを好きなのである。ビッグラブ。
ふだんは食べないけど、そういうときのために、私は甘いものをとっておく。意図的にそうしてるわけじゃないんだけど、何だかそうなってしまったのだ。
うーん、同じ考えを持っている人がもしいたら、すごく嬉しいなと思うのだけど、いかがだろうか。未だかつてそんなバックグラウンドの話をした事がないので、周りからは不思議な目で見られることもあるのだが。
ド派手な黒歴史とまでは行かなくても、ちょっと隠したい自分の過去が、今の自分に影響してることって、誰でもあるだろう。
甘いもの。好きだよ、好きだけど、でもね。
面倒くさい自分だけど、どうーーも変えられないので今日も職場のお土産(クッキーなど)をバッサバッサと切り捨てていくのである。